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CT装置の構成

CT装置の構成について記載します。

参考図書 オーム社,CT super basic 第1版

基本構成は、ガントリ、寝台、コンピュータ類から構成されています。

寝台については、割愛させて頂きます。またコンピュータ類は演算装置やディスプレイ・マウス・キーボード類を言います。

ガントリの構成は、下の図を参照してください。

各パーツの役割などを以下に簡単に示します。

●高電圧発生装置 連続回転を行うために小型化され、X線管の周囲に配置されています。

●ボウタイフィルタ X線束はファンビームであるため、検出器のセンターと周囲ではX線の透過長が異なってしまい、X線質が変わってしまいます。その透過長の差(X線質)を補正する役割をしています。

●コリメータ 体軸方向のX線幅を制御します。

シングルの場合は、=スライス厚と考えて良いと思います。

マルチスライスの場合は、1度の撮影で異なるスライス厚の画像が取得可能となります。

例 検出器サイズ0.5mmの64列マルチスライスCTの場合

撮影時は、0,5[mm]×64列を使用すると、X線幅32[mm]となります。画像の最小スライス厚 0,5mmとなります。そしてルーチン用のスライス厚5[mm]も作成できます。

●検出器 シンチレータ+フォトダイオードで構成されています。

●DAS 検出器から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換します(A/D変換)。

連続回転をするためにケーブルの代わりに、スリップリングという機構が採用されています。またDASからの信号は光通信により送信されるそうです。

補足 ビームトリマ 検出器の直前でX線束をトリミングする装置もあるそうです。

参考文献 CTにおけるビームトリマの特性の検討、1996年6月