医学大要で、診療放射線技師が現場に出たら、あまり関連がないようなものも出題されていることに、疑問を感じているカワシマです。
関連がある方がいたら、スミマセン。
その一つにアレルギー関連です。
乗り気ではありませんが、決行出ている印象なので、調査します。
調査してみると意外なことに、2/9回しか出ていませんでした。
でも参考までにまとめておきます。
随時更新する予定ですので、ご了承下さい。
Contents
過去の国家試験に出題されたやつ
70回 出題なし
69回 出題なし
68回 AM 57 IgE 抗体が関与するのはどれか。
1.Ⅰ型アレルギー、2.Ⅱ型アレルギー、3.Ⅲ型アレルギー、4.Ⅳ型アレルギー、5.Ⅴ型アレルギー
67回 出題なし
66回 出題なし
65回 出題なし
64回 PM 15 Ⅳ型アレルギー反応(遅延型、細胞性免疫型)はどれか。
1.気管支喘息、2.不適合輸血、3.アトピー性皮膚炎、4.アナフィラキシー、5.ツベルクリン反応
63回 出題なし
62回 出題なし
アレルギーについて
型 | Ⅰ型 | Ⅱ型 | Ⅲ型 | Ⅳ型 |
即時型 (アナフィラキシー型) |
細胞障害型 | 免疫複合型 | 遅延型 (ツベルクリン型) |
|
作用因子 | 液性免疫 (抗体中心) |
液性免疫 (抗体中心) |
液性免疫 (抗体中心) |
細胞性免疫 (リンパ球中心) |
IgE | IgG、IgM | IgG、IgM | 感作T細胞 | |
補体の関与 | - | + | + | - |
反応時間 | 15~30分 | 数分~数時間 | 4~8時間 | 24~48時間 |
主な 関連疾患 |
気管支喘息 アレルギー性鼻炎 アナフィラキシーショック アトピー性皮膚炎 食物アレルギー じんま疹、薬剤アレルギーの一部 アレルギー性気管支肺アスペルギルス症 |
自己免疫性溶血性貧血 特発性血小板減少性紫斑病 慢性甲状腺炎 バセドウ病 |
血清病 急性糸球体腎炎 過敏性肺炎 アレルギー性気管支肺アスペルギルス症 |
アレルギー性接触皮膚炎 移植片対宿主病 |
Ⅰ型アレルギー
特徴は、一般的にアレルギーとよばれる疾患が多いことです。
なかでもアナフィラキシーショックは、アレルギーを引き起こす原因となる異物侵入後、短時間のうちに粘膜浮腫、気管支攣縮、血圧低下などの重篤となるような症状を引き起こします。
また即時型反応の後に、遅発型反応が起こることもあります。
これはⅠ型アレルギーが、アレルギー性炎症を慢性化しやすいという特徴もあるからです。
即時型+遅発型反応として、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎や花粉症が挙げられます。